2025年に甑塚で増殖を行ったベッコウトンボの羽化殻の集計を行い、今年発生したベッコウトンボの頭数を確認しました。
2025年3月17日から5月1までに増殖活動を行っている甑塚で羽化した個体(羽化不全をのぞく)の羽化殻を集計した結果「763頭」のベッコウトンボが今年羽化していたことがわかりました。
昨年の「623頭」から1.2倍増え、高温化対策により死亡するヤゴを減らせたことが大きくかかわっているようです。しかしイトミミズなどの給餌を行っているゾーン以外からの発生数が低く、低密度かつコンテナ内で発生するエサでの無給餌飼育が課題です。
また、今年は桶ヶ谷沼本体での発生が例年よりも多く確認され桶ヶ谷沼全体での総数は増加していると見られます。